天台宗 広福寺

広福寺
三代将軍徳川家光公御鷹狩の休息所

御詞の梅 広福寺は、永禄年間(1558〜70)の創立といわれている埼玉県狭山市にある天台宗の寺院です。

三代将軍徳川家光公御鷹狩の休息所に指定されており、当時西の方にお茶屋、東の方にお鷹部屋が建てられ、10年以上にわたって家光公がお成りになられたことが、当寺所有の古文書に記されています。

本堂前の紅梅は、徳川家光公より賞賛の御詞を賜り、「この梅おろそかにいたすべからず」旨御上意あり、ゆえに「御詞(おことば)の梅」と命名されました。
また、そばの井戸は、そのお水でお茶を召し上がられたので、「梅之井」と言われております。

梅はその子孫が春ごとに美しい花を咲かせ、井戸はそのまま現在まで保存されています。

本尊 薬師如来

ご本尊は薬師如来です。
薬師様は、薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)と申しまして、東方の極楽世界であります浄瑠璃世界の教主であります。

薬師如来には十二の御誓願がありまして、その第七は「衆病悉除身安楽の願」と申します。
これは我々の身の上の病、心のうえの悩みを除いて安楽なる生活を与えてくださるという深い御誓願であります。
ですので、薬師様は万病を治癒し、人の寿命を延ばすことを本願とする仏として信仰されているのです。

関東には珍しい竜宮造りの山門

山門 写真の山門は、 袴腰が漆喰白壁ぬり、袴腰の上層は勾欄手すりをめぐらし円柱に斗きょうを施した入母屋造りの瓦葺屋根を持っており、「扇乗木・二重垂木・総欅」という、関東には珍しい竜宮造りの建築様式です。

当寺所蔵の古文書「表門諸入用」によると、亨和元年(1801)に着手され”亨和4年10月29日棟上祝儀”とあるので、文化2年(1805)に完成したと思われます。
また、昭和48年には狭山市の指定文化財に指定されました。

かつて梵鐘(ぼんしょう)が災害の連絡に使用されていたために、日常には鐘を打たない習慣が現在に残り、鐘を打つことが禁止されているように考えている人が多いようですが、この山門をくぐりましたらまず鐘を打ち鳴らし、本尊様、ご先祖様にお参りにきた事を知らせ、次に墓参なさることがよいと思います。

鐘をつくときは充分間を空けて、早鐘にならないように合掌一礼をして心をこめてついてください。
ただし、山門の階段が非常に急なため、無理をして山門にあがる必要はございません。

12月31日には、除夜の鐘を檀家の皆様とつきたいと思います。
ぜひとも山門にあがり、煩悩を打ち払って新年をお迎えするようお勧め致します。
天台宗 広福寺
住所 〒350-1332 埼玉県狭山市下奥富844
TEL 04-2952-5011
電車の方
西武新宿線 新狭山駅北口下車 徒歩10分
お車の方
関越自動車道/川越ICより国道16号線を狭山方面へ15分 駐車場有ります
[武蔵国十三仏霊場 三番札所]
納経帳・御朱印は用意してありますのでお申し付けくださいませ。
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